インナーチャイルドとは、大人になった今も心の奥に生きている「子どもの頃の自分」です。愛されたかった気持ち、我慢した寂しさ、言えなかった怒りだけでなく、無邪気さや創造力もそこに眠っています。
恋愛や人間関係で同じ苦しさを繰り返す、自分を否定してしまう、幸せになりそうになると怖くなる——そんな反応の奥で、幼い自分が「気づいてほしい」と合図を送っていることがあります。
インナーチャイルドを癒すことは、過去を責め続けることではありません。今の自分が、当時受け取れなかった理解・安心・優しさを少しずつ届け直し、本来の光や喜びを迎えにいくプロセスです。
- 人に嫌われることが怖く、無理に合わせてしまう
- 褒められても受け取れず、自分に厳しくなりやすい
- 見捨てられる不安や、強い怒りが繰り返し湧く
- 頼ること、甘えること、楽しむことに罪悪感がある


インナーチャイルドとは?傷ついた心が示すサイン
多くの人が、気づかないうちにインナーチャイルド問題を抱えています。
まだ癒されていないインナーチャイルド問題は、「人から粗末に扱われる」「パートナーシップ問題」「人生に対する無力感」「人を信用できない」など、様々なパターンで表れてきます。
この問題は、今世だけでなく、過去世とも繋がっているケースも多いので、根が深く、解消するのが困難なため、さまざまなヒーラーやメソッドを渡り歩いている方も多いことでしょう。
インナーチャイルド問題が、「軽傷」ならば、「自分を尊重する」「自分をハグする」「自分を大切にする」といったシンプルな行動で解消されることもありますが、このような通り一遍のメソッドでは解消しないケースも多いものです。
軽傷のケースとは、例えば、「親が、成績の良いお兄ちゃんばかり大切にして、自分は大切にされなかったけど、親も親で自分のことで精一杯だったという気づきに至り、解消された」といったようなパターンです。

毒親との関係がインナーチャイルドに残すもの
毒親というフレーズが一時期、瞬く間に広がり、関連書が爆発的にヒットしましたが、なぜ、たくさんの人が、いわゆる「毒親問題」に直面しているのでしょうか?
会社の上司や恋人なら、別れれば、そこで縁は切れますが、親とは嫌でも縁を切ることは難しく、一生ついて回るため、自分が解消すべきテーマは、親との関係に現われることが多いのです。
この問題は、「カルマ」と呼んでも良いでしょう。
毒親問題は、インナーチャイルド問題と密接に関連しているため、インナーチャイルド問題を抱えている人の多くが、毒親問題を同時に抱えているものです。

繰り返すパターンから心の傷を読み解く
他者は自分を映す鏡というスピリチュアルな見方
他者は、あなた自身を映す鏡とよく言われていますが、そう聞くと、例えば、「意地悪な人が現れたら、自分にも意地悪な要素があるから、こういうタイプの人を引き寄せるんだ」、と解釈して、自分の行動を顧みたり、反省したりする人がほとんどでしょう。
その可能性もありますが、全く逆のパターンもあるのです。
ここでは、判りやすくするために、クライアントMさんの例を出します。
彼女は、自分と波動が近い人を引き寄せる一方で、生きている次元が全く異なる人も引き寄せる傾向があります。
その人たちは、彼女を尊重せず、彼女に対して、魔術的な力を使って、生命エネルギーや運気を奪ったり、カルマや病気を押し付けたり、といったことを行ないます。
彼女は、顕在意識では、自尊心を持っていましたし、犠牲者意識も一切持っていません。
なので、こうした現象を引き寄せている原因がなんなのか、ずっと疑問に思い、ヒーリングをしても、解消されることはありませんでした。
Mさんが大人になって気づいたことは、Mさんの親は、いわゆる毒親で、彼女が幼少の頃から、上記の人たちと全く同じこと、つまり生命エネルギー・運気の搾取、カルマや病気の押し付けを、常時行なっていた、ということです。
Mさんの親は、目に見えるレベルでは、彼女をきちんと育ててくれていたので、彼女は、顕在意識レベルでは、このことに全く気付いていませんでしたが、彼女の魂、潜在意識は、このことをハッキリと認識しており、そのパターンが潜在意識に刻印されていたために、その波動によって、気づかないうちに、同じ行為を行なう人を引き寄せていたのです。
このことに気づくと、ほとんどの人は、毒親を非難する気持ちに駆られるかもしれませんが、それは、少々的外れです。
幼少期に、親から生命エネルギーを搾取され、カルマを背負わされるという現象に耐える必要があったということは、それは、自分ではコントロール不能なわけですから、『この世に生まれる前に、そのように決めてきた』と解釈する方が自然です。
では、その理由は、なんでしょうか?
『自分がクリアする課題・清算するカルマとして、選んだ』ということです。
これは、例えば、「人の言いなりになって、自分を大切にしない」「他者の犠牲になる」というパターンを削除するというのを、課題にしているのかもしれません。
同じように、『自分を、虐める人を引き寄せる』ということは、その人は人から虐められることを許すような性質をもっているために、そのような人を引き寄せる、ということを意味している可能性があります。
そうすることで、その人たちは、あなたが持っているパターンをあなたに教えてくれているのです。
あなたが自身のパターンに気づけるように。
過去世とつながる魂のテーマとして見る
最近、Mさんに、ある過去世が甦りました。
それは、中世か何かの時代に、魔女に首を絞められて殺されそうになったところを、正当防衛で相手を滅ぼす、というビジョンでした。
過去に2度ほど、この魔女に殺されそうになっては、正当防衛で滅ぼすというパターンを繰り返していました。
その魔女の魂こそが、今世の親でということに気づきました。
Mさんは、アセンションのエネルギーの流入が激化しているここ数年になって、突然、首周りに何かが触れるのが、息苦しくて耐えられなくなってきたそうです。
若い時には、タートルネックとハイネックが大好きで、何枚も持っていたのに、今は一枚も持っていないそうです。
これは、自分の中に奥深く眠っていた幼少期および過去世のテーマが、解消すべき最適な時期である最近になって浮上してきたことを意味しています。
こうして、彼女は過去世で魔女を2度滅ぼしたことが判明しました。
正当防衛でも、「相手を滅ぼす」という、カルマを作りました。
カルマというと、おどろおどろしく響きますが、実際には、善も悪もなく、自分が行なったことが、自分に還ってくるという宇宙の法則です。
魔女の側も、相手に対して「絶対に復讐してやる」という思いを抱いたまま滅びています。
そこで、その時の復讐を確実に果たすために、相手が絶対に逃れられないように、親子という関係を選んだのです。
一方、Mさんの方も、今世で地球のアセンションを牽引するという使命を果たすことを決めていたので、ディセンションするために、敢えて、幼少期から魔女によって迫害されるというパターンを引き受けることと、それによって、相手を滅ぼした過去世の清算を果たすことを同時に達成することを、魂の計画として予め決めたのです。
いかがでしょう?
魂の計画書は、実に緻密かつ綿密に作成され、一つの人生で、多くの目的を果たすことを可能にしているのです。
これを知ると、神の経綸の完璧さに、畏敬の念を抱かずにはいられません。

インナーチャイルドを癒す7つの方法
癒しは一度で完成させるものではなく、幼い自分との信頼を日々育てていくことです。次の7つから、今の自分がほっとするものを一つ選んでください。
- 感情に名前をつける:「悲しい」「怖い」「悔しい」と、判断せずに気づきます。
- 幼い自分を思い浮かべる:何歳頃の自分が反応しているか、静かに感じてみます。
- 欲しかった言葉を届ける:「あなたは悪くない」「ここにいていい」と心の中で伝えます。
- 本音を紙に書く:誰にも見せない前提で、言えなかった気持ちを自由に書きます。
- 小さな望みを叶える:休む、好きなものを食べる、遊ぶなど、内なる子どもの願いを実行します。
- 境界線を整える:無理な頼みを断り、自分を守る選択を覚えます。
- 光で包むイメージをする:幼い自分と今の自分をやわらかな光で包み、安心を体に広げます。
では、徹底的にインナーチャイルドを癒していきましょう!
自分の気持ちを否定せず受け取る
Mさんのように、人から不当な行為を受ける、理不尽な行為を受けるという人は、そのような行為に対して、キッパリと「ノー」を言うことで、自身の犠牲者パターンを変えることです。やせ我慢をしないことです。
もしかすると、人生のあるタイミングで、人からなんでもされるがままになることが、「良い人」「魂の進化した人」だと誤解したのかもしれません。聖書を読んだ人なら、特にそうかもしれません。でも、それは、自分を尊重していないことを意味するのです。
まずは、出来るところから、「私は、あなたの不当行為を受け入れません」と、ノーの意思表示をするところから始めます。
安全な方法で感情を外へ出す
「毒」の吐き出しをすると、そのプロセスで、Mさんの過去世の例のように、さらに深い要因が判明することもありますが、これは、チャンスです!新たな問題が浮上したら、またその毒を出す、というプロセスを続けることで、自分の中にある不要なパターンがどんどん解消されていきます。
毒出しをしなければ、深いものは、永遠に眠ったままで、好ましくないパターンも解消されることはないでしょう。
- 紙に書く
過去に人からされた不当行為、親からされた仕打ちなど、心に引っかかっていること、ムカつくこと、わだかまっていることを、徹底的に自分の意識からゴミ出しします。これは、いわば「心のデトックス」です。
この毒を出さない限り、共鳴する毒現象を引き寄せてしまいます。
引き寄せ系の「流派」によっては、「地獄言葉を使うと不幸になる」と脅かし文句のような説を唱えていますが、地獄言葉を発して、自分の中にある地獄を吐き出してしまうのと、地獄を自分の中に抱えたままで、地獄を引き寄せ続けるのとどちらが良いでしょうか。
前者ですよね?
地獄を吐き出すまでは、地獄はあなたの中で永遠に生き続け、地獄を引き寄せ続け、あなたが幸福になろうとするたびに邪魔するのです。
紙には、特定の人に対する、文句、苦情等を、存分に書き出します。誰にも遠慮することはありません。意識の中に溜まっているものを洗いざらい書き出します。
もし、手紙を渡せる相手であり、渡すことによって関係がこじれないのであれば、素直な気持ちを手紙に綴って渡すのも一案です。
この書き出しは、意識にゴミが溜まったら、その都度行ないます。意識を普段から、「ゴミフリー」の状態にしておくのです。
- 声に出す
人によっては、紙に書くよりも、声に出した方が、スッキリする人もいるでしょう。
これも、紙に書くのと同様、自分の中にある、毒を吐き出します。
重要なのでもう一度言いますと、「毒」を肚、細胞、オーラ場にため込んでおくよりは、声に出して吐き出した方が、はるかに良いです。
おそらく、身体に溜まったこの毒、言い換えるなら積もり積もった怒り、悲しみ、不服、苦しみ、悔しさなどが、病気の大きな原因です。
人生が充実していれば、多少の疲労などでは堪えませんが、精神的に病んでいると、免疫が弱まり、疲労やウィルスなどが重なることによって、ダウンしてしまうのです。
これも、相手に言うことでこじれるようなら、自室で密かに、あるいは自宅の庭や、誰もいない公園などで、迷惑にならないように行ないます。
関係のない人に地獄言葉を浴びせると、自分に還ってきますので、聞こえないように配慮して行ないましょう。
EFTで感情とエネルギーを整える
EFTは、身体の経絡のポイントをタッピングすることで、経絡に詰まったエネルギーを流し、そうすることで、オーラ場にあるメリディアンラインも循環するようにし、エネルギーの循環システムが正常に機能するように働きかける、というメソッドです。
タッピングするだけで?と、疑問に思われるかもしれませんが、要は、ツボを刺激することで健康を促す鍼灸と同じ原理です。
筆者は、自分のツインソウルに関して、辛い思いをしていた時に、これを行なったところ、身体から不要エネルギーがドカンと放出され、気持ちがラクになりました。
EFTは、感情のデトックスに効果を発揮しますが、それ以外にも、金運がアップしたり、病気が治癒したり、といった報告が寄せられています。無論、エネルギー療法ですから、相関性を特定できるものではありませんが、こうした事例があることは事実です。
●具体的な方法
1.まず、現在自分が抱えていて、対処したい感情・問題を特定します。
例えば、親を恨んでいる、人が尊重してくれない、パートナーシップに問題がある等。
2.次に、タッピングする際のフレーズを決めます。
例:「私、○○は、○○に対して、○○(感情)を抱いていますが、それでも、自分自身を心から愛し、許しています。」
3.問題となっているネガティブ感情を意識に上らせ、下記の体のポイント(ツボ)を、上記で決めたフレーズを唱えながら、2本以上の指を使って、7回~10回ずつ軽くタッピングしていきます。
左右対称のポイントは、両側のポイントをそれぞれの人差し指と中指を使ってタッピングします(片方だけでもOK)。
- 手の小指のサイドの下の、空手チョップポイント
- 眉毛の内側
- 目の外側
- 目の下(骨)
- 鼻の下
- 顎
- 鎖骨内側
- 脇の下
- 頭頂部
具体的なタッピングの方法ですが、実際に目で見た方が判りやすいので、下記のサイト等を参考に行なってみましょう。この動画は、豊かさに特化したEFTの専門家である、マーガレット・リンチさんのものです。
フレーズは、タッピング後の自分の感情のクリアの度合いによって、自分でいろいろアレンジしてみましょう。
インナーチャイルドを癒し本来の自分へ戻る
心の中にあるモヤモヤ、くすぶっている感情など、不要な感情が意識の中から一掃されるまで、毒出しを繰り返す。
そして、不当な事には、自分を守るために、ノーと言う。
こうすることで、インナーチャイルドが癒されていきます。
根気強く続けましょう!
by Athena





よくある質問(FAQ)
インナーチャイルドが傷ついているサインは?
人に否定されることへの強い恐れ、見捨てられ不安、完璧主義、頼れない、楽しむことへの罪悪感などがサインになることがあります。反応を責めず、幼い自分からのメッセージとして受け取ってみましょう。
親を許さないとインナーチャイルドは癒えませんか?
無理に許す必要はありません。まずは自分が何を感じ、何を必要としていたのかを認めることが先です。許しが自然に訪れる場合もあれば、健やかな距離を保つことが癒しになる場合もあります。
過去世がインナーチャイルドに影響することはありますか?
スピリチュアルな視点では、理由のわからない恐れや繰り返すテーマを過去世とのつながりとして捉えることがあります。正解を決めるより、その見方が今の自分への理解と優しさにつながるかを大切にしてください。
癒している途中でつらい感情が出たらどうすればいい?
すべてを一度に思い出そうとせず、いったん休んで呼吸や足裏の感覚に意識を戻しましょう。一人で抱えるのがつらいときは、信頼できる人や専門家の支えを借りることも、自分を守る大切な選択です。
この記事を書いた人

Athena
スピリチュアルを専門とする翻訳家・執筆家。
若い時からスピリチュアルに目覚め、得意の英語力を活かして、スピリチュアル系の翻訳を手掛け、訳書8作品がベストセラーあるいはロングセラーになります。
英語のスペシャリストでもあり、英検1級・TOEIC965点を獲得。 他にも英語学習コンテンツクリエイター・通訳・カウンセラー・ナレーター・声楽家としてマルチに活動。 海外在住。
アイトゥリーのライターを含め、スピリチュアル系を中心としたライター・翻訳・通訳・ナレーターをこなすと共に、スピリチュアル系Youtubeチャンネルのメインライター/ダイレクターを務め、同チャンネルは登録者数6万人を超える人気チャンネルへと成長させました。
『アセンションマニュアル・コンプリート版』の作成者でもあります。

