潜在意識を活用すれば何でも思い通りになる——そんな言葉に励まされる一方、うまくいかない自分を責めてしまう人もいます。
風の時代の潜在意識活用は、心を完璧にコントロールすることではありません。重い執着をゆるめ、今感じていることに気づき、似た波動の人や未来を選び直す軽やかな実践です。
この記事では、潜在意識・感情・引き寄せ・パラレルワールドについて語られる6つの疑問を、スピリチュアルな面白さを大切にしながら整理します。
- 潜在意識を支配しようとせず、協力関係を作る
- 感情は現実を選ぶためのサインとして受け取る
- 人間関係を通して自分の波動を知る
- 今この瞬間の選択からパラレルを移動する

潜在意識を手放したほうがうまくいく?
望み通りの現実を創造できるようになるために、ほとんどの人は、意識の中で約95%を占めると言われている、潜在意識をコントロールしようとするものですが、最近になり、「潜在意識を捨てた方が上手くいく」という真っ向から対立するメソッドを提唱なさっている某氏がいらっしゃるのを知りました。
ご著書は拝読していないのですが、某氏の動画を視聴しますと、潜在意識というよりは、「集合意識」「常識」「エゴの囁き」を無視した方が上手くいく、という理論ではないか、と私なりに解釈しました。
たしかに、潜在意識のコントロールには、「落とし穴」があります。それは、「潜在意識を100%コントロールすることは不可能である」ということです。なぜなら、潜在意識には、集合意識も含まれているからです。
自分自身の潜在意識はコントロールできたとしても、さすがに全人類の集合意識をコントロールすることは出来ませんよね。
集合意識には、「人間はみんな老いる」「政府の言うことは金科玉条」「自由に生きるなんて無理」「学歴が無ければ成功できない」「私は、何の才能もない普通の人」といったように、アセンションの足かせにしかならない固定観念がビッシリはいっています。
ハイアーセルフからインスピレーションが降りてきて、夢の実現のために、いざ行動しようとすると、集合意識にあるこれらの「多数派意識」にアクセスしてしまい、それが邪魔して身動きがとれなくなってしまうのです。
芸能人や芸人で、成功を収めている人は、こうした多数派の声を無視して、集合意識を突き破って成功した人たちです。従って、こうした集合意識が含まれる潜在意識を無視した方が、幸せになれる、という理論です。
そのためには、普段から「最低限しか脳を使わないで生きる」というのがコツだそうです。
この理論は、エックハルト・トール著の「Power of Now」(さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる)にも大いに通ずるところがあります。
この本には、現代人の思考による弊害が記されています。意識が今に在らず、あちこちに飛んでいて、ありもしないことをあれこれ思い悩んでいるために、自ら苦しみを創出している、ということです。
というわけで、「潜在意識を使わないメソッド」は、確かに効果的に思われますが、ただでさえ、意識のうちのほんの5%の顕在意識しか使用していないのに、95%もの潜在意識を放棄してしまうのは、勿体ない話ではないでしょうか。
現実創造を担当している潜在意識を丸ごと捨ててしまうのは、多大な損失にも思われます。
そこで、某氏の理論を踏まえ、筆者が提案するのは、潜在意識を捨てるのではなく、「世間一般の常識」と「エゴの囁き」を捨てることです。
世間一般の常識に縛られていたら、野球選手が自らを「イチロー」と名乗ることなどなかったでしょう。彼は才能だけでなく、常識も「非凡」だったのです。
また、ハイアーセルフが「○○した方が良いよ」とあなたにアドバイスした時に邪魔になるのが、「エゴの囁き」です。
エゴは、ハイアーセルフのアドバイスの後に、「そんなことしたって無駄」「あなたには○○で十分」「そんなことして失敗したら恥かくよ」など、あなたの情熱や行動に水を差すようなことを囁いてきます。
これも、やはり完全無視するのです。
某氏は、これからは、私たち一人一人が「自分自身の宇宙」を創造して生きていく時代だと述べていらっしゃいましたが、筆者もこれには大いに共感します。
自分が楽しい、やりたいと思った活動をやって、一緒に居たい人と居て、住みたい環境に住むということを選択していく、そんな時代に入っているのです。
それが風の時代であり、それで正解なのです。
合わない環境に自分を無理やり合わせたり、やりたくない仕事を無理にやって、ストレスから病気になったり不幸になったりする時代は終わったのです。
ただ、「常識を捨てて生きる」には覚悟が必要です。なぜなら、周囲が、あなたにアダルトチルドレンのレッテルを貼るなどして、風当たりは強くなります。あなたが自由になり、波動が軽くなるのを、社会が許さず、徹底的につぶそうとする恐れがあるからです。
そのための解決策としては、同じような志、考えをもった仲間と結束することです。
というわけで、長くなりましたが、結論としましては、「世間の常識」「エゴの囁き」を捨てるのが、風の時代を自由に生きていくコツ、ということです。

潜在意識をコントロールすれば100%うまくいく?
これは、先ほどの項目とも関連していますが、多くの人は、「潜在意識には、集合意識が含まれている」という重要な事実を見過ごしていたり、知らなかったりします。
潜在意識の中に集合意識の存在があるために、たとえ潜在意識を上手く書き変えられたとしても、100%なんでも物事が上手くいくという保証はありません。
潜在意識の法則に則り、好きなことだけをしていたら、働かなくても、本当に必要なお金を引き寄せて、タダで旅行が出来た云々と豪語している人がいる一方で、ワクワクすることだけしていたら、大赤字になり、大変なことになったという人がいるのは、こうした力学が背後に作用しているのです。
それだけではありません。人間には、占星術のバイオリズムというものが働いています。大金を引き寄せた人は、ちょうどその時期が、金運が超幸運期にはいっていたでしょうし、大赤字になった人は、おそらく金運が低迷期だったのでしょう。
もう一つ例を挙げますと、自称「潜在意識スペシャリスト」として成功しており、お金も自由に引き寄せたとおっしゃっている方が、ネットワークビジネスでお金を稼いでいることが判明しました。ネットワークビジネスでお金を稼いでいるなら、それは、「引き寄せの力」で引き寄せたかと言うと、微妙ですよね。
やはり、「私はお金持ちである」とアファメーションするなどして、潜在意識だけに頼り切るのではなく、それと並行して、地に足をつけた適切な行動をとることが、必要でしょう。
地球は、まだ「行動の星」だからです。

感じていることが現実になる?
潜在意識の世界では、「感じていることが現実になるので、心地良くしていることが大切」だと良く言われています。
これは、あるレベルまでは真実です。
例えば、朝会社に行く前に、「あー会社行きたくないな~。今日はどんな嫌なことがあるんだろう。上司に会いたくないな~」と感じていると、実際に嫌な出来事を経験する、ということです。
たしかに、このケースは当てはまるでしょう。
でも、例えば、逆に「今日はどんな楽しいことが会社であるかな~。○○さんに会うのが楽しみ~♪」とワクワクを感じていたからと言って、実際に会社でワクワクする楽しい出来事を経験するかと言えば、そうとも限りません。
むしろ、予想に反して、とても嫌な出来事が待っているかもしれません。
これは、筆者自身の実体験ですから、確かです。海外からほぼストレスフリーの状態で帰国し、毎日ウキウキランランの状態で出社していましたが、どこの会社でも、予想を覆す出来事の連続でした。
これも、集合意識の干渉やホロスコープの星回りの影響など、実に様々な要因が関係していますので、何が原因かは100%断言できません。
ということで、潜在意識は、万能のように言われていますが、実際には万能でも魔法の杖でもないんですね。

似た波動の人が引き寄せ合う?
本来、宇宙の法則によれば、似たような周波数の人たちが引き寄せ合うはずです。
ところが、前述の某氏によれば、それは「幼稚園レベル」の引き寄せで、現在は「逆引き寄せ」と言って、周波数の完全に異なる人同士が引き寄せ合う現象が、次元上昇により起こっているのだそうです。
すなわち、周波数を上げる程、周波数が低い人と出会うようになっている、ということです。
これは、まさしくその通りだと実感しています。
例えば、「美しくて、健康で、魂が高潔で、人類の平和を推進する活動をする心優しい女性」が、「狡猾で、自分自身のためなら他を犠牲にすることを厭わない不健康な老人」を引き寄せる、といったケースです。
イエスとイエスを磔刑に処そうとした迫害者もその例に当たります。
他には、警察官と犯罪者もそうです。
警察官は、ほとんどが、国民の安全と平和を守りたいという高潔な意図をもってその職業に就いているわけですが、彼らが仕事で関わる人たちは、そうした波動とは、真逆に近い人たちがほとんどでしょう。
みなさんも、思い当たるフシはありませんか?
筆者は、やはり長い海外生活で、波動がクリーンな状態になって日本に帰国してから特にこの現象を認識するようになりました。
前述のM氏によれば、このような逆引き寄せが起こると、顕在意識レベルでは、限界まで追い詰められたり、相手に殺意を抱くほど憎んだりするわけですが、魂のレベルでは、それが実際には大きな学びになっているそうです。
魂レベルでは、「私のところに来てくれてありがとう!」と互いに感動しているそうです。
この点については、筆者は同意しかねます。
周波数を上昇させようとしている存在は、自分よりも周波数が上の存在から学ぶことはあっても、下の存在から学べることはあるでしょうか?
高潔な魂の持ち主が、極悪人から学べることはあるでしょうか?
自分自身も極悪になる術を学ぶということ?それとも極悪人を許す術を身につけること?残酷な人間性(闇)を観察することによって、自分がどれほど高潔(光)であるかを認識すること?極悪人から肉体を滅ぼされて地球から去ること?
そんな学びを魂が求めているとは、到底思えません。魂がこの理論に納得しないですね。
というわけで、筆者自身は「逆引き寄せ」が実際に起こっていることは事実と感じますが、それで魂が感動している説には異論を唱えます。波動が高い魂にとっては、波動が著しく低い魂との干渉は苦しみ以外の何物でもなく、筆者自身は、この現象は、どちらかというと、新たな時代に到達するためのプロセスの一部ではないかと考えています。


パラレルワールドは一瞬で移行できる?
パラレルワールドってご存知ですか?
私たちがイメージできる世界は、既に今この瞬間、どこかに無数に存在する、というのが基本的なパラレルワールドの概念です。
前述のN氏によれば、望むパラレルワールドへは一瞬で移動できるのだそうです。
人間も含め、全ては周波数ですから、望むパラレルワールドの周波数に同調することによって、ターゲットとするパラレルワールドにワープできる、というのが、その背後にある理論です。
これは、セオリー上は、大いに可能です。
確かに万物は、異なる振動で回転する光です。
特定のパラレルワールドの周波数に合致する周波数を帯びることによって、そのパラレルワールドへリープすることは、「理論上」は可能です。
しかしながら、現時点でこれを実際に体験した人を一人も知りません。
それはやはり地球が3次元であることから、タイムラグがあること、行動の必要性、移行前に果たすべき使命など、様々な要素が関わっているからでしょう。
また、リープするには、自分自身の「想念」だけでなく、身体ごと振動数を変える必要もあります。
従って、振動数が同調したとしても、今いる世界から一瞬で姿を消して別のパラレルワールドへ移行することは、理論上は可能でも、実際には、不可能ではないにしろ、極めて難しい、ということです。
とはいえ、パラレルワールドの記事で特集したように、未来から時空を超えてやって来た人の体験談が、数多くあることから、未来に移行すれば、パラレルワールドのリープに実際に成功するようになるのでしょう。
今後、アセンションでさらに地球の波動が上昇し、波動が軽くなれば、可能性はより高まることが予測されます。
「今この瞬間は完璧」と思うことが大切?
今この瞬間に、自分は完璧、全ては完璧と感じるのは、ほとんどの人は無理だと考えるでしょう。
人間は、人生において、何かしら満たされない部分や、不満、不足感を感じているものだからです。
あるいは、現在の世界情勢を見ても、「これが完璧なんてあり得ない!」と感じているかもしれません。
それでも、全ては「完璧」なのです。
どういうことかというと、私たちは、もともとすべてが完璧な状態の宇宙に存在していました。
何もかも完璧である魂は、「欠乏ってなんだろう?」「悪って何だろう?」「愛って何だろう?」という疑問を抱き、それらを体験するために、大いなる源であるソースから分離して地球にやって来たと言われています。
何をカリキュラムに決めたかは、魂によって異なりますが、それぞれの魂が特定の体験をするために、地球に自からの魂を降ろしたということです。
その観点からすれば、「不足を体験している」「悪を体験している」は、それはそれで完璧だという訳です。
また、もう一つの見方に基づきますと、100%とまではいかないとお伝えしましたが、引き寄せの法則で言われているように、「感じていることが現実になる」になりますので、私たちが「欠乏・不完全」を今感じていると、その周波数に見合った現実を未来に創造してしまうことになります。
したがって、「満ち足りた、完全な未来」を創造したいと望むのであれば、今この瞬間、「満足」「完璧」を既に感じていることが、そうした現実を創造するのに役立つということです。
潜在意識の活用についてよくある質問
潜在意識はコントロールしなければいけませんか?
完全に支配する必要はありません。浮かぶ反応を観察し、「今は何を守ろうとしているのか」と問いかけることで、潜在意識と協力しやすくなります。
ネガティブな感情も現実化しますか?
一時的に不安や怒りを感じただけで、そのまま未来が決まるわけではありません。感情を否定せず、望む方向へ戻るためのサインとして扱いましょう。
パラレルワールド移行はどう実践しますか?
望む自分なら今日どんな言葉、姿勢、行動を選ぶかを考え、そのうち一つを今実行します。大きな世界移動を待つより、小さな選択の積み重ねを大切にしてください。
潜在意識を書き換えても現実が変わらないときは?
本音の願い、行動、環境、人間関係が同じ方向を向いているか確認しましょう。休むことや手放すことが、次の現実へ進むための行動になる場合もあります。
風の時代は潜在意識と軽やかに付き合おう
いかがでしょうか?
潜在意識に関する最新の法則について検証してみました。
アセンションするにつれて、今後ますます潜在意識の活用方法もアップデートされてくるでしょう。
By Athena



この記事を書いた人

Athena
スピリチュアルを専門とする翻訳家・執筆家。
若い時からスピリチュアルに目覚め、得意の英語力を活かして、スピリチュアル系の翻訳を手掛け、訳書8作品がベストセラーあるいはロングセラーになります。
英語のスペシャリストでもあり、英検1級・TOEIC965点を獲得。 他にも英語学習コンテンツクリエイター・通訳・カウンセラー・ナレーター・声楽家としてマルチに活動。 海外在住。
アイトゥリーのライターを含め、スピリチュアル系を中心としたライター・翻訳・通訳・ナレーターをこなすと共に、スピリチュアル系Youtubeチャンネルのメインライター/ダイレクターを務め、同チャンネルは登録者数6万人を超える人気チャンネルへと成長させました。
『アセンションマニュアル・コンプリート版』の作成者でもあります。

