『潜在意識辞典パートⅡ』潜在意識をマスターして願望をスイスイ叶えよう!
潜在意識については、本当にカバーすべきことが沢山あり、1本の記事では説明しきれませんので、パートⅡをお届けします!
今回も、巷にあふれる潜在意識に関するアレコレの真偽を検証してみました。
1. 潜在意識に丸投げで全て上手くいくって、ウソ、ホント?
潜在意識が、意識のうちの90%~95%を占めるからと言って、潜在意識は、魔法の杖というわけではありません。
潜在意識に、「試験は絶対受かる」と言い聞かせるだけで、勉強せずに、試験に受かることはありませんし、「英語がペラペラになる」と言い聞かせるだけで、勉強せずに、英語がペラペラになることもありません。
潜在意識は、万能ではないのです。
私たちの信念のコアな部分に働きかける、という意味では強いパワーを持ちますので、「試験は受かる」「英語がペラペラになる」という確信を強くすることは出来ますが、あくまでも、そうなるための努力は必要です。
私たちの願望の中で、努力を要さないものは、ほぼ皆無と言っていいのではないでしょうか?
ビジネスで成功すること。スポーツ選手として成功すること。歌手になること。大金を稼ぐこと。ベストセラー作家になること。モデルのように美しくなること。
いかがでしょう?努力を要さないものはないですよね?
「引き寄せ(イメージング)でなにもかも成功した!」と豪語している某引き寄せ系の女性も、実は物凄く現実的に行動していることがリサーチで明らかにされていました。
努力せずに潜在意識に丸投げするだけで上手くいったと言っている人たちも、それは、「ポーズ」だけで、実際には、さまざまな行動や努力をしているものです。
地球は「行動の星」なので、願望実現のためには、潜在意識にインプットすることも大切ですが、行動することも、それ以上に大切です。
もし、潜在意識に丸投げするだけで、なんでもかんでも叶うのであれば、人間には、向上心も、能力も備わっていなかったはずです。
こうした性質が備わっているということ自体が、私たちが努力して物事を達成する生き物であることの証なのです。
2. 信じていることが現実になるって、ウソ、ホント?
「潜在意識で信じていることが現実になる」―これは、通常は「真実」だとされている法則です。
筆者(ATHENA)は、かつて、こう信じていました。「自分が成したことが自分に還ってくる。それが宇宙の法則。だから、真面目に誠実に生きていれば、自分には、絶対に悪いことは起こらない。」
そして、その通りの「現実」を生きていました。
ところが、海外で生活をして、日本に帰国してみたら、これが真実とはならない出来事が次から次へと自分の身に降りかかってきました。
神の存在を疑うような出来事の連続に、無神論者になりかけました。
結論としては、潜在意識で信じていることは、セオリー通りで行けば、現実になるはずですが、何らかの事情・作用により、そうならないこともある、ということです。
なぜ信じていることが現実にならないかは、これは、各人によって、本当に数えきれないくらいの原因が存在します。
いくつか例を挙げますと、惑星の影響、過去世及び今世のカルマの浄化、今世における使命など。
なので、残念ながら、必ずしも信じていることが100%現実になるとは断言できません。
ただ、人によっては、かつての筆者のように、「信じていることが真実」の現実を生きている人もいるでしょう。
3. 願望は、強く願うと叶うの?それとも、「叶うといいな~」程度の方が叶うの?
願望は強く叶うよりも、叶うといいな~程度の思いでいた方が叶いやすいと言われていますが、これはどちらにしても、その根底にある「信念」が重要です。
例えば、私たちは、絶対叶うと信じていることに関しては、それほど強く願わないものです。
「今日のお昼に、絶対パスタを食べてやる!」とは願わないですよね。
「今日のお昼は、パスタを食べよーっと」くらいのレベルです。
これが、もし、売り切れ必至の、行列のできるパスタ屋さんでしたら、どうでしょう?
「今日のお昼に、絶対パスタを食べてやる!」に変わるかもしれませんよね?
その理由は「もしかしたら、叶わないかも」という心理があるからです。
ですから、強く願っているということの裏に、もし「叶わないかもしれない」「ダメかもしれない」という信念があると、それが、願望実現の足を引っ張るでしょう。
強く願うことが、執着心に関連していることもあります。この執着心とは、「絶対に○○を叶えてやる!」という心理ですが、これは、プラスに働く場合と、マイナスに働く場合があります。
自分自身の頑張り次第でなんとかなるもの、例えば、何かをマスターするとか、何らかの技術を習得するとかは、強く願うことがプラスに働くでしょう。
でも、そこに他者の念が介在するような願望、例えば、ライバルが存在するスポーツや試験は、自分が持っている「執着心」が、「絶対に阻止してやる」という相手の執着心と波動的に拮抗して、パワー負けした場合に、叶いにくいというケースはあるでしょう。
こんな時には、むしろ、「勝ったら嬉しいな~」程度に軽―く願った方が、ライバルのエネルギーと波動的に拮抗しませんから、有利に働くかもしれません。
4. 頑張ると、上手くいかなくて、頑張らない方が上手くいくって、ウソ、ホント?
「頑張らない方が上手くいく」という言葉をよく聞きますが、これは、潜在意識的には、正解でしょうか?
確かに、無駄な努力は、しないに越したことはありません。でも、「頑張り」が適切なものなら、頑張った方が上手くいくに決まっています。
Aという人とBという人の能力と運が同じなら、頑張った人と、頑張らない人では、頑張った人の方が上手くいくのは明らかです。ただ、心身に負担やストレスにならない範囲で、頑張るのがコツです。
とはいえ、頑張らずに、人生が上手くいっている人がいることは事実です。
これは、その人が持っている「徳」が関係しています。過去世及び今世で成してきた善行と、ご先祖の徳行です。
そこまで努力しているように見えなくても、ビジネスが成功したり、そこまで優れた作品ではなくても、大ベストセラーになったりする人がいますが、これも、ご先祖とご本人の徳が大いに関係しているでしょう。
でも、その徳にあぐらをかいて、努力を怠っていると、徳の貯金を使い果たし、運が下降することはあります。
若い時には、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのが、中年以降突然運気が下がるのも、これが原因でしょう。
なので、「頑張らない方が上手くいく」という言葉を鵜呑みにして、何もせずに棚ボタを狙っているだけで、人生で成功するとは思わない方が賢明です。
5. 「決めると叶う」ってウソ、ホント?
最近では、「決めると叶う」というフレーズも良く聞かれますが、これは本当でしょうか?
本当に「決めると叶う」のであれば、とっくの昔に誰もが億万長者になっているはずですし、誰もが、海外に別荘を持っていますよね?多くの人が簡単に芸能人にもなっているはずです。でも、実際にはそうなっていません。
叶うかどうかは、本人の努力、願望の種類、本人の運など、様々な要因によって決まります。
例えば、「私に呪術はかからない」と宣言するだけで、呪術の効力は無くなるんだと断言している人がいらっしゃいましたが、そんな簡単な事でしたら、魔女という商売も、陰陽師という商売も成立しません。
でも、実際には、こうしたことを商売にしている人が沢山いるということは、真面目に誠実に生きている人の潜在意識に裏技でハッキングする方法が存在する、ということです。
こうした現象を象徴的に表現したのが、白雪姫などの寓話です。
また、かつて職場で「野球選手のお嫁さんになることが夢」を口グセにしていた女性がいましたが、こうした願望も、決めただけで叶うことはありません。これも、本人の容姿、ご縁など、様々な要素が関わっています。こうした願望は本人の努力だけで叶うものではありませんから、ある意味、野球選手になることよりも難易度が高いかもしれません。
6.断捨離すると願望実現に効果があるってウソ、ホント?
これは、本当です。
あなたの持ち物は、顕在意識は、意識していなくても、潜在意識には、インプットされています。
例えば、デスクの上が、散らかっていると、顕在意識レベルでは、特に気にならなくても、潜在意識は、常にそれを意識及び観察しており、それを反映して「散らかった現実」「混乱した現実」が創造されていきます。
デスクの上が整理整頓されていれば、クリーンな眺めが潜在意識にインプットされており、クリーンな現実が創造される傾向にある、ということです。
あなたが、大量に無駄なものをもっているとすると、たとえ、目につかないところに保管してあったとしても、それは全て在庫として潜在意識にインプットされています。
そうして、無駄なものを創造しやすい傾向になる、ということです。
コレクションを趣味にしている人が、例えば、ブランド物のバッグをいくつか持っていると、同じようなブランド物のバッグが集まってきやすいのも、潜在意識に常にそのバッグがインプットされており、それを現象界にコピーしている、ということです。
この「コピー力」を、特に得意としているタイプの人がいて、某人気グループのKさんが、同じグループのNさんをプライベート時に見かけたそうですが、Nさんの周りには、Nさんとソックリな仲間が沢山いたそうです。みなさん、楽しそうにワイワイしていたそうですが、そのうち、Nさんの元に、「お待たせ!」と、もう一人やって来たので、見てみると、その人もやはりNさんにソックリだったそうです。
このNさんのように、「コピー」「再創造」を得意としている人は、意識している、いないにかかわらず、潜在意識が同じものをコピーしようとするので、なおさら無駄なものは断捨離して、自分の好きなものだけを手元に置いておくと良いのです。
大量に断捨離して運が急上昇する人が良くいますが、これは、断捨離して無駄なものを手放せただけでなく、そのモノが持つエネルギー、そのモノにまつわる縁などを一気に手放すことになり、新たな人生をスタートすることが出来るからです。
風水師の中には、「古いものには運がない」と断言する人がいる程です。なかには、アンティークモノがラッキーアイテムの人もいますから、これは万人に当てはまるとは言えませんが、確かに、購入したてのお気に入りアイテムは、幸運を運んでくれるものです。
というわけで、断捨離は、潜在意識に働きかけて願望実現をするうえで、極めて効果的な方法のひとつです。
7. 願望は忘れないと叶わないってウソ、ホント?
願望は、忘れないと叶わない、と提言している人がいます。願望は願ったこと自体を忘れないと、地面に埋めたタネを掘り起こすのと同じで、むしろ願望を叶わなくしてしまうという理屈です。
これは、願望のタイプによります。
例えば、英語をマスターしようとする人は、毎日英語を勉強するでしょうから、「英語をマスターするんだ」という願望を忘れることはなく、常に顕在意識の中にあるわけです。
また、一流のテニスプレイヤーになるという願望を持った人は、毎日テニスの練習に励むでしょうから、「一流のテニスプレイヤーになる」という願望を片時も忘れたことなどなく、それが自分の一部となっているはずです。
この人達の願望は、忘れないと叶わないでしょうか?そんなことはないですよね。
強い意志を持って、学ぶこと、練習することを続け、諦めなければ、素質次第では叶うでしょう。
でも、願望の種類によっては、忘れた方が叶いやすいものはあります。
これは、「忘れる」イコール「執着心を手放すこと」と言えます。つまり、執着心が仇になって叶いにくくなるタイプの願望があるということです。また、完璧な時期を待って叶う願い事もありますので、それは、時期が来ないと叶いません。
忘れたころに叶う、というのは実際に良くあることで、私たちが、遠い昔に願ったことでも、潜在意識のデータバンクにはシッカリ保管されているので、「えっ?このタイミングで?」という時間差で叶うことはあります。その時には、既にその願望を望んでいないとしても。
例えば、筆者が、ホテル勤めをしていた際、外国人の子供が可愛いな~とずっと思っていて、一緒に遊んだりしたいと思っていたのですが、その夢が、10年以上を経た後に思わぬ形で叶いました。
叶った時には、既にその願望は抱いていなかったので、実際に叶った時には、願望が叶ったことにすら気づかなかったほどです。
また、某人気グループのメンバーに会いたいとずっと願っていたのですが、これも、全く予期せぬ形で叶えられました。
これも、もし「○○に会えますように」と、毎日毎日願っていたら、むしろ顕在意識が邪魔して叶わなかったかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか?
潜在意識にまつわるさまざまな説の真偽を解き明かしてみました。これを機に、ますます願望実現が成功すると良いですね!
パート3はこちらです。
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