潜在意識を書き換える方法とは?-潜在意識をマスターして思い通りの人生を歩む
どんなに一生懸命努力しても、願望が叶わないのは、潜在意識が原因であるという説を聞いたことはありませんか?
意識のうち、顕在意識が占める割合はわずか5%なのに比較して、潜在意識が占める割合は95%と言われており、どんなに顕在意識で「○○したい」と願っていても、潜在意識で「○○はムリ」など、否定的な考えをもっていると叶わない、というのがその理由です。
ならば、潜在意識を攻略するのが、人生において成功を収めるカギだと言えそうですね。
ところが、潜在意識は、その名が示す通り、普段自分では意識できず、コントロールするのが至難の業と言われています。
そして、これこそが、思い通りに願望実現している人が、この世にあまり多くない所以でしょう。
そこで本記事では、どうすれば潜在意識を自由に書き換えて、願望を実現していけるかをひも解いていきたいと思います。
この記事が、あなたの願望実現の後押しとなり、夢を叶える一助となれば幸いです!
1. 潜在意識とは何か?
諸説ありますが、一般的には、潜在意識は6歳までに形成されると言われています。この年齢迄に、親や社会、マスメディアから見聞きしたことが潜在意識に刷り込まれていく、というわけです。
しかし、筆者のみるところでは、それだけではなく、過去世や遺伝的なものも関与していると考えられます。
なぜなら、まず過去世のケースですが、親や誰かから教わったわけでもないのに、生まれつきなにかを得意としているケースや、親とは異なる、特定の習性や志向性をもっているケースが非常に多いからです。
そして、遺伝的なケースでは、教わったわけでもないのに、生まれつき親と同じ特技をもっていたり、また、親と似たような思考習性が備わっていたりするからです。
この真偽はどうあれ、要は、「潜在意識は、物心つくかつかないかの幼少期およびさらにそれ以前の段階で形成されるものであり、成長してから自分の意思によって形成されるものではない」ということです。
2. 自分の潜在意識を知る方法
【これまでどんな人生を歩んできたかを客観的に観察する】
潜在意識は、自分では意識できるものではありませんから、どのような考えが刷り込まれているのかは、判断しにくい、というのが容易に想像できますね。
では、これを、明らかにする方法はないのでしょうかー?
それは、あなたがこれまで歩んできた人生に現れているのです。
人間は、潜在意識に沿って行動し、その通りに現実化しているわけですから、あなたがこれまで歩んできた人生を見れば、あなたがどんな潜在意識をもっているかが如実に判る仕組みになっているわけです。
例えば、絶対に成し遂げると決めたことを成し遂げてきた人は、「自分がいったんやると決めたことは絶対に実現できる」という考えが潜在意識にあるのだと判断することが出来ます。
他には、いつも男性に騙される人は、「男はみんな私を裏切る」という考えが潜在意識にあるのでしょう。
また、いつもお金に苦労する人は、「お金を稼ぐのは大変」「自分は金運が無い」という考えが潜在意識にあるのでしょう。
いかがでしょうか?
ご自分の潜在意識を洗い出すために、ご自分がどんな人生を歩んできたか、人間関係において、どのような傾向があるかを、この機会に、時間をとってノートに書きだしてみることをお奨めします。
潜在意識を書き換えるには、まず、そこに何が潜んでいるのか、なにが書き換えるべきネックなのかを見極めるのが最初のステップだからです。
人生を刷新させるチャンスなのですから、自分に正直になり、時間をとって客観的にこの作業を行ないましょう!
3. 潜在意識をどのように書き換えたいかを割り出す
ご自分の潜在意識にある取り除きたい固定観念や刷り込みが判明したら、今度はそれをどのように書き換えたいかを明確にします。
言い換えるなら、潜在意識にインストールしたい「新たな信念」を作成します。
例えば、前述の例で言うと、もし「男はみんな私を裏切る」という刷り込みがある事に気づいたなら、「私は誠実で自分を愛するソウルメイトと出逢う」といった感じはいかがでしょう?
また、「お金を稼ぐのは大変」が刷り込みだとするなら、「私は、自分の好きなことでラクにお金を稼ぐことが出来る」といった感じはいかがでしょうか。
どのような形が、自分の望む現実なのか、ご自分の心と対話して明らかにします。
4. 潜在意識を書き換える方法
ご自分の潜在意識にある固定観念や刷り込みが判明し、それをどのように書き換えたいかが掴めたら、次は実際に書き換えるステップに移りましょう。
ただ、潜在意識は、上述のように、一筋縄ではいきません。書き換えるには、条件があるのです。
具体的に、1つずつ見ていきましょう。
4-1. 変性意識状態であること
「真に抜本的な変容は、変性意識状態でないと起こりえない」と断言している人もいる程、変性意識状態というのは、変化を起こすうえで決め手となるポイントです。
ましてや、意識の深層部にある潜在意識の書き換えですから、なおさら通常の意識状態では難しいですよね。
変性意識状態というのは、所謂まどろみの状態のことで、瞑想状態や、寝入りばなおよび目覚めたばかりなどウトウトした状態の時のことを言います。
著名な科学者の中には、研究に行き詰まり、閃きが必要になると、ロッキングチェアーに腰かけ、意識的に自分をこの状態に持って行くのを習慣にしている人もいる程です。
これは、より詳しく説明すると、脳波の状態を、普段生活している時のベータ波から、アルファ波やシータ波、デルタ派などに変化させているのです。
こうした脳波の状態がいわば潜在意識への扉を開けた状態なのです。
では、どのようにこの状態に持って行くかというと、それには様々なメソッドがあります。
- 現在では、脳波を特定の状態に誘導するBGMもネットやアマゾンで見つけることが出来ますので、それを利用するのが手っ取り早いですね。
- 瞑想をすると、心身共に深いリラクセーションを感じるものです。これが、脳波が変化している証しですので、瞑想を習慣にしている方なら、瞑想によって変性意識状態に入ることができます。
- アカシックレコードリーディングでもご案内しましたが、呼吸法および筋弛緩法を使うのも有効ですので、その方法に関しては、こちらの記事をご参照ください。
4-2. 的確なアファメーションを作成する
潜在意識を書き換える準備として、どのように書き換えたいかを3)で書いておきました。
では、次にこれを書き換え用にアファメーションにしましょう。
アファメーションの文言には、ルールがあります。
私は○○が欲しい、私は○○を願っています、などとすると、○○が欲しい状態、○○を願う状態を創造してしまいます。
例えば、「私はお金が欲しい」状態や、「私は理想の男性が現れるのを願っている」状態です。
すなわち、自分が望んでいるのと相反する状態を創造してしまうのです!
ですので、私は、○○しています。私は、○○しました。など、現在進行形や完了形にします。
実際には、そうではないのに、現在進行形や完了形にするのに、抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そうすると、「私は自分に嘘をついている」など、心で反発を感じるんですね。
筆者も最初はそうでした。
でも、「脳の仕組み」と「現実は自分の脳が創造しているに過ぎない」ことが腑に落ちてからは、進行形や完了形を使うのに、なんの違和感も抱かなくなりました。
こう考えてみてください。
脳は、いわばあなたの現実創造のためのコンピュータのようなものです。
アファメーションは、それに与える「コマンド」です。
なので、お金が欲しいというコマンドを与えると、お金が欲しいという現実をあなたに創造してくれるのです。
ということは、楽しい仕事で沢山の収入を得るようにするという現実を創造したいなら、
「私は、楽しい仕事でお金が沢山の収入を得ています。」あるいは「得ました。」になりますよね?
こうしたコマンドを与えると、脳はその現実をあなたに創造してくれるのです。
4-3. 変性意識状態でアファメーションを自分に伝える
では、いよいよ実際の書き換えに移ります。
変性意識状態になったら、②で作成したアファメーションを読むというステップなわけです・・・が!
変性意識状態というのは、繰り返しますが、まどろみの状態です。
この状態で適切にアファメーションを言いなさいというのは、大いなる矛盾なわけです。
なぜなら、アファメーションを読むという行為自体が理性の力を要するからです。
ウトウトした半覚醒の状態で、文章をハッキリと一語一句間違えずに発声したりできないですよね?
ハッキリ読もうと集中すると、今度は理性の力が働いて、もはやまどろみの状態ではなくなってしまいます。
意識が完全に醒めてしまうからです。
で、この矛盾を解決する方法ですが、それは、メディアに自分の音声を録音しておいて、変性意識状態でそれを聴くという方法をとります。
これで、まどろみの状態でも、寝落ちすることなく、また意識が覚めてしまうことなく、潜在意識の書き換えを行なうことが可能になるのです。
誘導瞑想のように、他者にアファメーションを読んでもらってもいいのでは?と考える方もいらっしゃるでしょう。
たしかに、それも可能ですが、筆者はこれに異論を唱えます。
細胞生物学者のブルース・リプトン氏によると、数多くの実験の末に、DNAは、本人の音声の指示にみに従うという結果を導き出したそうです。
しかも、他者が自在に私たちの潜在意識を書き換えられるとなると、他者に自分の人生を自在にコントロールするパワーが備わっているという事になってしまいます。
したがって、この場合は、やはりICレコーダーや携帯を使ってアファメーションを録音する方法をお奨めします。
その際、シータ波など特定の脳波に誘導するBGMを一緒に録音すれば、変性意識状態にもっていって、アファメーションによる書き換えを行なうことが出来るでしょう。
4-5. ビジュアライゼーションの意外な落とし穴!
潜在意識の書き換えには、ビジュアライゼーションを併用したほうが、さらに効果が上がるのでは?と思われる方も、なかにはいらっしゃるでしょう。
ビジュアライゼーションとは、念のためご説明いたしますと、所謂イメトレと呼ばれているもので、一流のアスリートやオリンピック選手が試合などの前で使っていると言われています。
自分が勝利した様子をありありとイメージし、成功した時の感情を、あたかも現実であるかのように感じる、というメソッドで、たしかに、引き寄せの法則の1つとして紹介されていることがありますよね。
このメソッドは、脳は現実と想像の区別がつかないため、想像することによって、脳がそれを現実と解釈することで、現実化が起こる、という仕組みです。
ところが!このメソッドには、異論を唱えている人もいらっしゃるのです!
ドイツ人心理学者のガブリエル・エッティンゲン氏もその一人。それは、ビジュアライゼーションなどをすることによって、脳は、すでにそれは叶ったと解釈し、努力を怠って願望から遠ざかるという説なんです!
真逆ですから、混乱させられる情報ですよね。
また、これと似たようなケースがもう一つあるのです。
一般的には、引き寄せの法則では、ネガティブな考えをすると、それを現実化してしまうので良くない、ということになっていますが、その一方で、ネガティブな出来事を脳でシュミレーションしておけば、脳はそれをすでに起こったものと解釈し、その出来事は現実では体験せずに済むという説を唱える方もいるのです!
一体どっちが本当なのでしょう??
これは、みなさん独自の「パターン」があるようですので、ご自身がどちらのパターンに当てはまるかをこれまでの経験に照らして考えてみるといいでしょう。
これまで、強くビジュアライズすることで、願望が叶ったことがありますか?
それとも、ビジュアライズしても、叶わず、ビジュアライズしない方が叶っていますか?
2つの例を書きだしてみましょう。
あれこれネガティブな想像をしたけど、どれも現実にならなくてホッとしたという経験が多いでしょうか?
それとも、ネガティブな想像をすると、現実になってしまう経験の方が多いでしょうか?
こちらも2つの例を書きだしてみましょう。
これは、良し悪しの問題でも、どちらが優れているという問題でもありません。
ビジュアライゼーションで叶っていない方は、もしかすると、声に出すアファメーションの方が得意なのかもしれません。
ご自分が得意としているメソッドを用いればいいだけの話です。
これまでビジュアライゼーションで成功を収めてきた方は、今後も併用し続ければいいですし、イマイチと思われる方は、無理してそれを使う必要はなく、別のメソッドを使えばいいのです。
ビジュアライゼーションが不得意な方は、もしかすると、第5チャクラの方が活性化していて、アファメーションの方が、ご自身にとって具現化力があるのかもしれません。
6. まとめ
いかがでしたでしょうか?
潜在意識を上手く使いこなせるようになれば、自分の「現実」を自由自在に創造することも基本的には難しくないようです。
沢山の事例を踏まえたうえで、今回の検証結果となりましたので、本記事のメソッドをぜひご活用くださいね。
あなたが、刷り込まれてしまった不要な潜在意識の書き換えに成功し、魂の願望をどんどん叶えていかれますように!
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