「タフティとは?」三つ編みの正体は○○!「引き寄せ」の3つの矛盾も徹底解説。

「タフティとは?」三つ編みの正体は○○!「引き寄せ」の3つの矛盾も徹底解説。

1.タフティとは?現実創造の鍵を握る存在

『タフティ・ザ・プリーステス』は、ロシアの物理学者でありスピリチュアル思想家でもあるヴァジム・ゼーランドが提唱した“現実創造”の新たなフェーズを象徴する存在です。

ゼーランドは元々「リアリティ・トランサーフィン」という理論で、私たちの現実は「選択」や「意図」によって変えられると説きましたが、タフティはその“次元上昇版”とも言える存在であり、読者に対して次のようなメッセージを投げかけています。

「あなたは現実のスクリーンを操作できる。未来は決まっていない。あなたが選び、映し出すのだ」

ここで注目すべきは、タフティ自身がただのキャラクターではなく、“未来を知覚する存在”として描かれていること。彼女はまるで異次元からの案内人のように語りかけ、読者が「創造者としての自分」を思い出すよう導きます。

その象徴が、彼女の特徴的な“三つ編み”。

これは後述しますが、意識・意図・エネルギーの三位一体を示すとも言われ、彼女の存在が単なるファンタジーではなく、意識進化のモデルとして機能していることを意味します。


では、タフティは実践する価値はあるのでしょうか―?

先に結論から申し上げますね。スピリチュアル・精神世界に関して、10年以上携わってきた筆者(Athena)の率直な意見を述べさせていただきますと、すでに引き寄せについて「正しい知識」のある方なら、タフティについては、特に学ぶ必要はないというのが、正直な所感です。

個人的には、「タフティ」よりも、彼の別のベストセラー作品である「リアリティ・トランサーフィン」の方が、引き寄せにおいては、得るものが大きいのではないかと感じています。

2.タフティが提唱する“操作の技術”とは

タフティが読者に繰り返し伝えるのは、「あなたは“スクリーン”を通じて現実を操作している」という概念です。

ここで言う“スクリーン”とは、私たちが目の前で見ている世界そのもの。

しかし、それはただの現実ではなく、**意識の中で映写されている“結果”**であると彼女は言います。
 

2-1.技術①:未来スライドを先に映す

現実は過去の意識の投影であり、変えるには 「未来の映像(=意図)」を先に内側のスクリーンに映すこと。

タフティはこれを「未来スライド」と呼び、それを “すでに起きたこと”として確信することが鍵だと説きます。

つまり、

「願う」のではなく「すでに体験した映像を流し続ける」

という感覚。

これは、従来の「引き寄せの法則」とは大きく異なります。

感情を込めて“望む”のではなく、冷静に、既に起きた出来事として演出するのです。
 

2-2.技術②:外側のスクリーンを“無視”する

タフティは、「外側の現実に巻き込まれるな」とも言います。

目の前の現実は過去の意識の投影にすぎないから、 “外側を無視し、内側で操作を続けよ” と教えます。

この視点は、多くの人に強烈な影響を与えました。

現実がどれだけ不安定であっても、内なるスクリーンに “望む未来の映像” を映し続けることで、 数ヶ月後にはそれが実現していたという体験が実際にあります。
 

3.「タフティ」の引き寄せ論にある3つの矛盾点とは?

3-1.タフティの矛盾点その①

タフティでは、「女神官」が登場し、読者に対して、発破をかけるという演出が成されています。

その女神官が言うには、人間は、自分の人生の主人公として生きておらず、いわば映画の中の「わき役」のような生き方をしており、ただ、支配者的存在に操られて生きているだけの受動的な存在であると、指摘されています。

これは、果たして、真実でしょうかー?

勿論、幼少期には、自分の人生の主導権は、かなりな部分、親などの養育者にコントロールされていたかもしれません。それは仕方のないことです。

けれども、現代に生きる私たちは、誰かにAという企業に就職しろと言われて、Aという企業に就職したり、Bさんと結婚しろと言われて、Bさんと結婚したりしているでしょうか?

そんなことはないですよね?


大人に成長したら、自分の人生は、自分で選択・決定しているはずです。

また、自分は自分の人生の「わき役」だと思ったことはあるでしょうか?

親友のA君や人気タレントのBさんが自分の人生の主人公だと思ったり、父親が主人公で、自分がわき役を演じていると感じたことはあるでしょうか?

そんなわけは、ないですよね?


みんな、自分の人生を理想的なものにしようとして、自分が主導権を握って、人生の選択・決定しており、自分自身が、自分の映画の主人公として生きているはずです。

特定の文化圏や、特殊な環境で生きているのでもない限り、これが多くの人に当てはまる事実です。

ですから、女神官の主張している、「人間は、誰かの支配によって、『人生のわき役』として生きている」、というそもそもの大前提は、間違っていると言えます。


ほとんどの人は、みな自分の人生をベストなものにしようと、日々努力しているのです。

なかには、「家族やパートナーを幸せにするために生きている」という方もいらっしゃるかもしれませんが、それすらも、家族を幸せにすることが、自分にとっての幸せだからであって、自分自身をわき役と位置付けているからではありません

3-2.タフティの矛盾点その②

「タフティ」では、いかにすれば願望を思い通りに実現できるかに主眼が置かれているようです。

勿論、私たちは誰しも、願望を叶えたいと望んでいるものですが、人間の願望には、大きく分けて2つのタイプがあります。

1番目は、ローワーセルフの願望。顕在意識で考えている願望です。

代表的なものを挙げますと、資産家になりたい、ライバルを見返してやりたい、A子さんを自分のモノにしたい、といったことですね。

人間が、通常「こうあって欲しい」と願うもののほとんどは、ローワーセルフの願望です。

これらの願望を抱くことに何の問題もありませんが、これらは、2番目のタイプの願望と一致していないことが多いものです。

 
では、2番目のタイプの願望は何かといいますと、ハイアーセルフの願望、あるいは魂の心願です。

タフティで推奨している引き寄せは、どちらかというと、1番目のローワーセルフの願望を叶えることを主眼としているように思われます。

なぜなら、テクニックを駆使して、なにがなんでも力づくで願望を叶えようとする姿勢が感じられるからです。

けれども、人生において重要なのは、魂のブループリントにある、ハイアーセルフの心願を叶えることであって、ローワーセルフの願望は、どちらかと言えば、叶わなくて正解なのです。


力づくでローワーセルフの願望を叶えると、誰かを傷つけてネガティブカルマを作ったり、魂の心願とズレているために、叶っても、魂が満たされないという結果になりかねないからですね。


せっかく願望が叶ったのに、例えば、ハイスぺ男性を略奪できたのに、資産家に成れたのに、その後に転落人生を歩む結果となるのを目撃するものですが、それは、ローワーセルフの願望を力づくで叶えたからでしょう。

ハイアーセルフと調和し、共同で心願を叶えた場合には、そのような結末にはならないものです。

ハイアーセルフと共同で心願を叶える場合には、努力は必要だとしても、小難しいテクニックは必要ありません。

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3-3.タフティの矛盾点その③

タフティでは、「○○が欲しいなら、○○を人に与えよ」といった内容のことが提唱されています。

判りやすい例で言うと、「愛がほしいなら、愛を与えよ」「お金が欲しいなら、お金を与えよ」といったことですね。

これは、一見「正しい」理論のようですが、実際には、「偽引き寄せ」です。

なぜなら、その動機が、「○○が欲しい」という欲望に基づいているからです。


これは、多くの人が陥りがちな「偽引き寄せ」で、これをやると、一見上手くいきそうで、まったく逆の効果になったり、表面的には欲しいものが手に入ったとしても、その後に不幸な結果に着地したりするものです。

デビルも、「おまえの魂をよこせ。そうすれば願いをなんでも叶えてやる」と「引き換え条件」を付けますよね。

それと同じです。条件付きの愛は、「取引」「ビジネス」であり、「本物の愛」ではないのです。


真の分かち合いというのは、愛を与えたいから与える、お金を与えたいから与える、というものであり、その動機は、何かが欲しいからという目的ではなく、その動機自体が「愛」なのです。

すると、その愛は、純粋な愛となって還ってきます。


欲望に基づいてなにかを与えた場合、還ってくるものも、結局は欲望となります。

相手を利用しようという目論見の行為が還ってくるのです。

それが、波動共鳴の法則です。


ですから、「何かが欲しければ、それを人に与えましょう。そうすれば、それは自分に還ってきます」というのは、「偽引き寄せ」であって、真に私たちを幸せにする理論ではありませんし、「真の引き寄せ」ではありません。


真の引き寄せとは、「その人の魂および心の波動・在り方といったものが、それを反映したモノ・人・出来事を引き寄せること」を意味しており、その点において、最も大切なのは、自分の魂を浄化し、心の状態をポジティブなものに整えることだと言えます。

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4.混乱を招いているタフティの「三つ編み」の正体とは何か?

タフティでは、目の前の世界である「スクリーン」ではなく、脳内の「スクリーン」でもなく、背中側にある「三つ編み」を起動させて、「三つ編みの視点から世界を俯瞰する」のが、願望実現の極意、といったようなことが書かれています。

この「三つ編み」とは、一体なんのことでしょうか?

結論から申しますと、「ハイアーセルフの視座」のことではないかと思われます。

なぜこの解釈に至ったのか、少々長くなりますが、筆者の体験談を交えて、解説いたしますね。
 

4-1.ある日、起きた“ゾーン”の体験

筆者は、8年以上にわたり、声楽のレッスンを続けてきました。

それが7年目にさしかかった頃でしょうか。

ある日、独りでレッスンをしていると、「魔訶不思議な体験」をしました。


それは、どのような体験かと言いますと、自分の頭の上に、「もうひとつの頭」というか、目に見えない「スピーカー」のようなものが突如現れ、歌が、そのスピーカーを通して、発声され始めたのです。

自分自身も、口を開けているのですが、なんというか、便宜上、口をパクパクさせているだけで、声は、あくまでも頭上のスピーカーから出ているのです。

普段は、高い声の時には、口をこのように開けようとか、音階によって、テクニックを意識しているのですが、頭上のスピーカーから声が出ているので、そういったテクニックについて、まったく意識する必要はありませんでした。


声が頭上のスピーカーから、自動的に出ているのですから、私自身は、なにもする必要がなかったのです。

口を金魚のように、ただ適当にパクパクしているだけで良かったのです。

その時、思いました。

「そうか、これが所謂『ゾーン』に入った状態であり、一流の声楽家が到達しているレベルなんだ。私も遂にそのレベルに到達することが出来たんだ!ヤッター!」

もう、めちゃくちゃ感動しました。


長年声楽を続けてきた甲斐があったとしみじみ思ったものです。

その時には、これからはずっと「ゾーンに入ったスタイル」で歌えるのだと思い込んでいました。

けれども、その「スピーカー」は、それ以降、3回くらい、数えるくらいしか現れることはなく、それ以前の歌唱スタイルに戻ってしまったのです。

その状態は、入ろうと思って入れるものではなく、自分では「コントロール不能」なのです。


特に、何らかのテクニックを使ったからゾーンに入ったわけではありませんし、普段通りのレッスンをしていただけで、突然「スピーカー」が現れたので、再現性が無いのです。

レッスンを続けるうちにそれが定着するのかと思っていましたが、それはランダムで、ほんの数回現れただけで、それが定着することはありませんでした。

つまり、その「特殊な状態」は、意志によって再現しようと思って出来るものではないということです。


長くなりましたが、タフティの「三つ編みを起動する」という描写を目にした時、レッスン時のこの「特殊な状態」が甦り、「彼が言わんとしているのは、この状態のことではないか?」と閃いたのです。

声楽のレッスン時、私の身に起こったのは、おそらく、私とハイアーセルフが完全に一体となり、私の頭上に、ハイアーセルフ(三つ編み)が立ち現われ、顕在意識よりも、ハイアーセルフが主導権を握ることで、ハイアーセルフが頭上で歌っているのを、私が観察することになったのではないか、ということです。

この状態は、声楽のレッスンを7年も続けてようやく、しかも僅か数回のみ到達できた、「極めて特殊な状態」であって、他の活動で、この状態に達したことは、一度もありません。

4-2.「三つ編みを起動せよ」──この一文が、読者を最も混乱させる。

結論として、タフティが、「ハイアーセルフが自分の頭上に立ち現れて、そのパワーによって物事を成す状態」のことを、「三つ編みを起動する」と表現しているのであれば、これは、そのようにしようと意図して出来るものではありませんし、再現性のある、特殊なトレーニングなしには、出来るものではない、ということです。

スポーツなど、なんらかの技能を極めた人やヨギなどなら可能なのかもしれませんが、普通の人にとっては、再現性のあるテクニックではないだろう、ということです。

ですから、「三つ編みを起動させよ!」と言われて、「ハイ!」とすぐさま実践できるものではありませんし、ほとんどの読者が「三つ編みを起動するってなんのこと?」と混乱し、肝心なポイントで行き詰まるのも、無理はないということです。

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5.作品「リアリティ・トランサーフィン」の中で重要なポイントとは?

では、おまけとして、彼の別のベストセラー作品である「リアリティ・トランサーフィン」を未読の方のために、この中で、もっとも重要だと感じたポイントについてお伝えしますね。

そのポイントとは、「なんらかの願望に対して、過剰なエネルギーを注げば注ぐほど、エネルギーのバランスが崩れてしまい、むしろ叶わなくなる傾向にある」ということです。

これは、多くの方が感じたことがあるのではないでしょうか。

願望に対して執着を抱けば抱くほど、その願望が叶いにくくなる、という傾向です。


これは、視点を変えれば、このような考え方が出来ます。

執着を抱くということは、本人が、その願望が叶いにくいと信じていることを意味していること。


私たちは、「水を飲む」という願望に対して、執着を抱くことはありません。

それは、その願望が叶うと知っているからです。

けれども、切実に叶って欲しいものに対しては、執着を抱く傾向にあります。

「叶うのが難しい」「叶わないのではないか?」と心の底で「信じて」いるからですね。


そのため、執着を抱くほど、必死になるほど、「特定の願望が叶うのが難しい」という信念を潜在意識にインプットすることになり、なおさら叶いにくくなる、ということです。


ですから、叶えたい願望ほど、執着することなく、過剰なエネルギーを注ぐことなく、「叶っても叶わなくても、どっちでもオッケー。でも叶ったら嬉しいな」くらいの波動でいた方が叶いやすい、ということです。

6.タフティまとめ

いかがでしたか?

タフティの「三つ編み」メソッドは、背中のエネルギーを意識し、意図的に活性化させることで、望む現実を創造する手法です。

具体的な感覚や方法は個人差があるため、自分に合ったやり方を見つけることが重要です。

深く考えすぎず、楽しみながら実践することが推奨されています。

タフティを読み解くうえで、お役に立てたら幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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