『世界の神々リスト:男性神編』あなたの神の系列は?最強の神、対応する惑星は?
現在は、男女を問わず、自身の女神性が開花する『女神の時代』ということで、コチラの記事で女神の特集をしましたが、陰陽のバランスをとるためには、男性神のエネルギーも有益ということで、本記事では男性神の特集をしました!
ゼウス【ギリシャ神話】
ゼウスはギリシャ神話に登場するもっとも有名な神であり、オリュンポス十二神の神々の頂点に立つ王です。ゼウスは、全宇宙および天候を支配する天空神であり、人間界および神界の両方の秩序を、守護、支配する全知全能の存在です。
全宇宙を焼き尽くせるほどの威力がある雷を主な武器とし、多神教の中にありながらも唯一神的な存在として捉えられるほど絶対的で強大なパワーを備えた存在。
ゼウスの外見は、髭をたくわえた筋骨隆々の中年男性のような姿で描かれることが多いです。
なぜ、ゼウスがこれほどまでにゆるぎない権力を与えられているのかというと、ゼウスは巨人族(ティターンズ)との闘いを繰り返し、勝利した末に、宇宙と全世界を支配し、平和を保つことに成功したからです。
世界を巨人族から奪回したゼウスは、自分が天界を、ポセイドンが海洋を、ハーデスが冥界を支配する事に決めました。
その一方で、ゼウスは好色な神としても知られ、神界だけでなく、人間界妖精界にも妻や愛人がいたと伝えられていますが、これは、古代ギリシャ神話を信仰する各地の支配者が、自分の一族をオリュンポスの神々の子孫であるとするために、創作されたというのが真実だとも言われています。
対応惑星は木星、シンボルは鷲。
アポロン【ギリシャ神話】
アポロンは、ギリシャ神話に登場する神で、オリュンポス十二神の一柱であり、ゼウスの息子です。
牧畜と予言の神、または詩歌や音楽といった、芸術、芸能の神としても有名ですが、弓矢を武器としている事もよく知られています。
アポロンは、葉のついた月桂樹の枝をリング状に編んで冠として被った姿で描かれているように、その月桂樹がシンボルです。
古典期のギリシャでは、アポロンは理想の青年像とみなされており、ヘリオス(太陽)と同一視され、太陽神として崇められるようにもなりました。
対応惑星は太陽、シンボルは前述の通り月桂樹。
ヘリオス【ギリシャ神話】
ヘリオスは、ギリシャ神話に登場する太陽神で、同じく太陽の神であるアポロンと同一視されています。ゼウスのいとこにあたります。
ポセイドン【ギリシャ神話】
ポセイドンは、ギリシャ神話に登場する海と地震を司る神です。オリュンポス十二神の一柱で、最高神ゼウスに次ぐ強さを備え、三叉の矛を武器とし、怒り狂うと、強大な地震を引き起こして世界を揺るがします。天馬ペガサスは、ゼウスとその愛人の、怪物に成る前のメドゥーサとの間の子だと言われています。
海洋の全てを支配し、全大陸もポセイドンによって支えられています。ローマ神話ではネプトゥヌスにあたり、ゼウスの兄です。
対応惑星は海王星、シンボルは馬および牡牛。
クロノス【ギリシャ神話】
クロノスは、ギリシャ神話に登場する、時の神・農耕の神です。巨人族(ティターンズ)で、天空神である、父ウラノスを滅ぼして統治者と成りましたが、後に息子であるゼウスにその座を奪われます。
chronology(年代学)、synchronize(同調させる)、chronic disease(持病)などの語は、クロノス神(Cronus)に由来します。
ゼウス、ポセイドン、ハデスの3人の男神およびヘラ、デメテル、ヘスティアの3人の女神の親神です。
ローマ神話のサトゥルヌス(Saturnus)に相当し、対応惑星は土星、シンボルは大鎌と砂時計。
ヘルメス【ギリシャ神話】
ヘルメスは、ギリシャ神話に登場する青年神で、オリュンポス十二神の一柱です。風の神および豊穣多産の神です。神々、特にゼウスの伝令使の役割をし、旅人、商人、家畜、盗人の守護神です。雄弁、運動能力、発明、策略、夢と眠りの神、死者を冥界に導くガイドとも呼ばれています。
幸運と富をも司り、狡知に富んだ計略の神、俊足、牧畜、賭博、商人、貿易、交通、道路、市場、競技などの神であるとともに、音楽の神でもあり、多彩な機能を有します。竪琴、笛、数、アルファベット、天文学、度量衡を発明し、火の起こし方を発見したとも言われています。プロメテウス同様に、ギリシャ神話のトリックスター的存在であり、文化英雄としての面を有します。
ローマ神のメルクリウスに相当し、対応惑星は水星、シンボルは朱鷺および雄鶏。
メルクリウス【ローマ神話】
メルクリウスは、ローマ神話に登場する商業と盗人の守護神です。ギリシャ神話では、神々の伝令神であるヘルメスに相当します。
ユピテル【ローマ神話】
ユピテルは、ローマ神話に登場する、天空を司る神で、英語読みの「ジュピター」は、木星を意味します。ギリシャ神話のゼウスに相当します。
マルス【ローマ神話】
マルスは、ローマ神話に登場する、農耕と戦闘の神です。ギリシャ神話ではアレスに相当しますが、マルスが勇気ある青年の理想像と見なされている一方で、アレスには嫌われ者というイメージがあります。マルスは、英語読みでは、火星を意味します。
なお、蠍座は、英語ではアンタレスと言いますが、これは、「火星の敵」という意味の「アンチ・アレス」に由来しています。
サトゥルヌス【ローマ神話】
サトゥルヌスは、ローマ神話に登場する時の神であり、英語名サターンは、土星を意味します。ギリシャ神話では、父神ウラノスを制して支配者となった巨神族のクロノスに相当します。
ウラノス【ギリシャ神話】
ウラノスは、ギリシャ神話に登場する天空の神であり、英語名のウラヌスは、天王星を意味します。ローマ神話のウラヌスも、名前は同一です。ローマ神話に登場するクロノスなどの巨人族(タイターンズ)の父親です。
ネプチューン【ローマ神話】
ネプチューンは、ローマ神話に登場する海の神で、海王星を意味します。ギリシャ神話では同じく海神であるポセイドンに相当します。ポセイドンは、ゼウスの兄です。
プルート【ローマ神話】
プルートは、ローマ神話に登場する冥界(死者の世界)の王であり、冥王星を意味します。ギリシャ神話では、ハーデスに相当し、名称はハーデスの別名であるプルトンに由来しています。冥王星は太陽から極めて遠く、暗黒の世界であることから冥界とみなされたのかもしれません。
ブラフマー【ヒンドゥー教】
ブラフマーは、ヒンドゥー教の神であり、ヴィシュヌ、シヴァと共に、3柱の最高神(トリムルティ)のうちの1柱です。ヒンドゥー教における創造神であり、4つの顔に4本の腕を持った姿で描かれています。
ブラフマーはシヴァ、ヴィシュヌに並んでインド神話において最高神として位置付けられていますが、ブラフマーが宇宙の創造に関わったことから、宇宙そのものの抽象的な存在として捉えられるようになり、現代のヒンドゥー教では、その影響力は失われてきていると言われています。
3柱のうち、ブラフマーは過去を司り、ヴィシュヌが現在を司り、シヴァは未来を司るとされています。
ヴィシュヌ【ヒンドゥー教】
ヴィシュヌは、ヒンドゥー教における最高神の一柱であり、維持神です。世界の危機を救うために、アヴァターラという化身になって、地上に現れると伝えられています。アヴァターラの一つである「クリシュナ」はヒンドゥー教で最もポピュラーなアヴァターラだそうです。
宇宙の維持神であるヴィシュヌは、スケールの大きさが有名で、「世界を3歩で1周する」、「世界が創造されてから終わるまでの時間は、ヴィシュヌにとっては、まばたき1回分の時間に過ぎない」という話からも、彼に対して抱かれているスケールの大きさが判ります。
破壊神であるシヴァと闘ったとしても、シヴァは決してヴィシュヌには力が及ばないと伝えられており、ヴィシュヌは、インド神話の中で最強の存在と位置付けられています。
一説によれば、ブラフマーはヴィシュヌのへそから咲いたハスの花から誕生し、シヴァはヴィシュヌの額から誕生したと言われていることも、ヴィシュヌが最高神とされる理由になっているのかもしれません。
ヴィシュヌがヒンドゥー教において高い人気を誇っているのは、その強さだけではなく、動物や人間などの化身となって、人々を救っていたことが大きな理由です。それぞれの化身は、化身を意味する「アヴァターラ」と呼ばれており、ゲームなどで自分の分身となるキャラクターを意味する「アバター」の由来であるとも言われています。
シヴァ【ヒンドゥー教】
シヴァは、ヒンドゥー教における最高神の一人であり、破壊神です。インド神話では、他の神々を圧倒するほど強大な強さが備わっており、怖れられている存在です。額に第三の目を持つ姿で描かれています。
破壊神であるシヴァの力はすさまじく、その強さは「1本の矢で3都市を破壊する」、「本気で怒ると激しい炎で世界中を焼き尽くす」というエピソードからも窺い知ることが出来ます。
彼の破壊神ぶりは、ブラフマーや押し問答になったガネーシャの首を切り落としたという伝説にも残されています。
ガネーシャ【ヒンドゥー教】
ガネーシャは、ヒンドゥー教の豊穣の神で、シヴァとその妻パールヴァティーとの間の息子とされる、象の頭を持った神です。インドでは現世利益をもたらす神として崇められ、高い人気があります。「豊かさの神様」であるため、ビジネスの繁栄を願う人々から絶大な信仰を集めています。
ガネーシャは、人間の身体に 片方の牙が折れた象の頭をしており、4本の腕をもつ姿で描かれています。障害を除去して、財産をもたらすと伝えられており、ビジネスおよび事業の神様、学業の神様として崇拝されています。
ラー【エジプト】
ラーは、エジプト神話に登場する太陽神であると共に、天と地の創造者です。ヘリオポリス九柱神のなかの一柱であり、エジプトで最も重要な神と位置付けられています。人間の身体にハヤブサの頭が合体し、頭に太陽円盤、手にはウアス杖、アンクなどを携えた姿で描かれています。
太陽が、朝東から昇り、夕刻に西に沈むように、ラーは一日に死と再生を繰返す不死の存在です。ラーは、人々からの人気が高まったことから、創造神であるアトゥムと習合して「ラー=アトゥム」となり、創造神としても崇拝されるようになりました。
ラーは、エジプト語でそのまま、太陽(Ra)を意味します。
ラーの目からは、強烈な光が放射されており、その光で敵を焼き滅ぼします。セクメトは、ラーが人間を滅ぼすために、ラーの目から創り出したとされています。
ラーのシンボルは火、対応色は赤。
ホルス【エジプト】
ホルスは、エジプト神話に登場する天空神です。エジプトの神々の中で、最も偉大な神として崇められ、最も多様化した神の一柱です。パワフルな猛禽類であるハヤブサを神格化したもので、ラーの息子とされています。
成人男性の身体にハヤブサの頭が合体し、太陽と月の両目を持つ姿で描かれています。初期の頃は、ハヤブサそのものでしたが、時代を経るにつれて、身体は人間に変化を遂げました。
エジプトでは古くから、太陽と月は、天空神ホルスの両目だと考えられてきました。その後、次第に2つの目は区別され、左目(ウアジェトの目)は月のシンボル、右目(ラーの目)は太陽のシンボルとなりました。
ホルスは、時代や地域によって、名称および神格が異なり、他の多くの神々と習合しています。
有名な「ホルスの目」は、このエジプト神ホルスの目に由来しています。
オシリス【エジプト】
オシリスは、エジプト神話に登場する冥界の神であり、ヘリオポリス九柱神の一柱です。死後の再生と生命を象徴する存在。信仰の隆盛初期におけるオシリス神は、冥界の王ではなく、植物の神であったと言われています。
豊穣の女神イシス、戦いの神セト、葬祭の女神ネフティスは弟妹にあたり、配偶神イシスとの間に天空の神ホルスが誕生しました。
長く白い衣装をまとい、白冠を被り、身体をミイラとして包帯で巻かれて王座に座る男性として描かれています。
セト【エジプト】
セトは、エジプト神話に登場する戦争の神、暴風と雷鳴の神であり、ヘリオポリス九柱神の一柱です。
セト神は、兄オシリスを殺して王位を奪い、その王位を巡って今度は甥であるホルス神と壮絶な王位争奪戦の末敗れました。このため、セトは悪者となり、悪神として扱われるようになりました。
セト神は一般にはジャッカル(=オオカミ)の頭をした神であるとみなされていますが、壁画などに描かれているセトの頭はツチブタとなっています。
アヌビス【エジプト】
アヌビスは、エジプト神話に登場する冥界の神で、「聖地の主人」「ミイラを布で包む者」などの別名があります。
アヌビス神は死者の守護神であり、死者の安らかな眠りと来世をサポートしてくれるとされています。
アヌビス神は、ミイラ作りの神とされ、セトに殺されてバラバラになったオシリス神の遺体を、包帯に包んで形を整え、ミイラにしたと伝えられています。これがエジプト最初のミイラとなり、それ以降、人々はオシリスにあやかって、死んだらミイラにしてもらう風習が生まれたと言います。
アヌビスは、犬あるいはジャッカルの頭部を持つ半獣、もしくはジャッカルそのものの姿で描かれています。
まとめ
いかがでしょうか?
木星が『幸運の惑星』とされているのは、神々の王であるゼウスに対応しているからなんです。
神々の起源や惑星との関連性は、とても興味深いですね!
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