美肌やアンチエイジングも可能にするハーブの知られざるパワー!さまざまな恩恵をもたらす優れたハーブ・リスト保存版
ハーブティーというと、リラックス効果のあるカモマイルや、アロマセラピーでもポピュラーなラベンダーを思い浮かべるかもしれませんが、ハーブには、実はもっと沢山の種類があるのをご存知でしょうか?
しかも、「こんな効果まであるの?」といった思いもよらない効能をもったハーブが結構あるのです。
例えば、美肌に効いたり、頭の回転を良くしたり、眼精疲労に効いたり、疲労回復に役立ったりというのが、その一例です。
ハーブは、薬剤と異なり、ホリスティックなアプローチが出来るのが優れた点。これを生活に採り入れない手はないですよね!
筆者は、自分に必要なハーブをブレンドして、就寝前のひと時に飲むのを習慣にしていますが、これを飲むのと飲まないのとでは、翌朝のスッキリ感が全然違います。
というわけで、本記事では、数多くのハーブの中から、気軽に採り入れられて、身体の機能を向上させるハーブを厳選してご紹介いたします。
なお、妊娠中の方は、控えた方が良いハーブがありますので、必ずご確認のうえ、摂取くださいね。
1.エキナセア
筆者がエキナセアを知ったのは、海外生活を始めたばかりの頃でした。
慣れない土地柄のせいか、生まれて初めてインフルエンザにかかったのです。
そんな時、自然に治癒させる方法はないかと、自然食品店に行ったところ、奨められたのが、エキナセアのティンクチャーでした。ティンクチャーとは、成分を安定させるために、アルコール溶液にエッセンスを溶け込ませたものです。
ティンクチャーを摂ると、ほぼ即効で身体は回復しはじめました。それ以降、「ちょっと寒気がするかも?」という時には、ティンクチャーを摂ると、何事も無くやり過ごすことが出来、インフルエンザに罹ったのも、その1回限りでした。
このように、エキナセアには、体内から毒素を除去して、身体の抵抗力を高めてくれる力があり、ウイルスや細菌の侵入をブロックしてくれます。
このハーブティーを飲めば、風邪とインフルエンザの予防になり、感染症を鎮静化するといわれています。
北米の先住民は、エキナセアを、蛇に噛まれた傷や、熱病、歯痛の手当てに用いていたそうです。
さらに、抗アレルギー作用もあり、花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎等の緩和にも効果的と言われています。
2.アイブライト
現在、職業柄、あるいは趣味でパソコンやスマホを長時間使用している方は多いと思います。
筆者もその一人ですが、頭はまだまだ十分に稼働させられるのに、眼精疲労によって、仕事を中断する必要を感じることがたびたびあり、ジレンマを感じていました。そこで、何か良いものはないかと、ハーブディー専門店で店員さんに尋ねたところ、奨められたのが、このアイブライトです。
これは、その名(eye=目+bright=輝く)が示すように、まさに目の健康のために存在するようなハーブで、これを摂るようになってから、眼精疲労を感じたりすることもほとんどなくなり、疲れ目で充血することもめっきり減りました。
アイブライトには抗炎症作用および収斂作用があるため、目の充血や炎症を和らげる効果が期待できます。目のかゆみと鼻水にも有効なため、花粉症も和らげるかもしれません。
また、このハーブは視力低下を防ぐ効果もあるとされ、かつてイギリスではこれを記憶力向上、視力回復のために用いていたそう。
さらに、殺菌作用もあるため、結膜炎やものもらいといった感染症やアレルギー症状の緩和にも効果的です。
3.ハイビスカス
ハイビスカスは、その酸味から連想される通り、ビタミンC、クエン酸、リンゴ酸といった成分が豊富に含まれています。ビタミンCが、お肌を健やかにし、クエン酸とリンゴ酸が、肉体疲労の回復をサポートするため、特に美肌と疲労回復に効果的です。
ハイビスカスは、オリンピック、マラソン金メダリストのアベベ選手が、スポーツドリンク代わりに飲んでいたことでも有名です。
個人的には、ハイビスカスを摂ることで、明らかな疲労感の軽減を実感します。
カリウムも豊富に含まれていることから、利尿作用があり、むくみの解消にも役立ちます。
さらに、緩下作用もあるため、お通じを良くする効果もあります。また、酸っぱいものって、食欲がわきますよね。胃の調子を整える作用もあり、消化促進や食欲増進にも効果的です。
4.ローズヒップ
美肌に効くハーブと言えばコレ!というくらい、このハーブがベストではないでしょうか。
TVで某女優さんも、ハーブティーで煮出した残りも食べている、と仰っていました。ローズヒップは、ハーブティーはもちろん、そのオイルも美容液などに使用される程、高い美肌効果が認められています。
ビタミンCをはじめとする豊富な栄養成分がメラニンの生成を抑制してシミを予防し、コラーゲンの生成を促して、美肌効果やアンチエイジングに役立つといわれています。
このハーブには、抗菌、抗ウイルス作用もあるため、風邪の予防にも役立ちます。美容の為だけでなく、風邪薬としても利用されてきました。
このハーブについては、妊娠中や月経中の栄養補給にも効果的であり、女性ホルモンのバランスを整えて、精神を高揚させてくれます。
そのほかにも、このハーブにはペクチンやフラボノイドなどの成分が含まれているため、緩下作用や利尿作用があります。
5.ホーステール
ホーステールは、和名をスギナと呼びますが、スギナは、驚異的な繁殖力と生命力で知られていますので、ホーステールを採り入れることで、このハーブの持つそうしたパワーを採り入れることが出来るのだろうと想像できます。
ホーステールの特長は、他のハーブにはないシリカ(ケイ素)やカルシウム等のミネラルが豊かに含まれている点です。これらミネラルは、傷や傷跡の回復を促したり、出血を止める止血効果もあります。
また、ホーステールはその成分によって、美髪効果があり、骨と皮膚の再生を促し、爪を丈夫にするのに役立ちます。
さらには、膀胱炎や尿道炎などの泌尿器系の感染症や前立腺肥大症の予防にも効果的です。
アセンションすると体がケイ素化すると言われていますので、ケイ素を採り入れるためにも、ホーステールティーを飲むのが有効かもしれませんね。
6.セージ
セージというと、身体や場の浄化で使うセージを連想されるかもしれませんが、ハーブティーには、ハーブティー用のセージを用いますので、ご注意くださいね。
といいましても、やはり効果は似ていて、優れた抗菌作用と抗ウイルス作用を持っており、風邪や感染症の予防に役立ちます。個人的には、解毒作用があると感じています。また喉の痛みや炎症、歯肉炎や口内炎などの緩和にも効果的です。
また、セージには血液循環を促す作用、強壮効果、抗酸化作用、すなわちアンチエイジング効果もあるとされています。
7.ローズマリー
ローズマリーというと、あのツーンとするエッセンシャルオイルを想い出す人もいるでしょう。
あの独特の香りを嗅ぐと、脳が活性化されるのを感じますが、このハーブは、記憶力や集中力の向上に効果的とされていますから、仕事や学習でそうした効果を求める時に摂るといいでしょう。また、強壮効果や、精神を高揚させる作用もあり、軽度の鬱病を緩和させる効果もあるとされています。
さらに、このハーブは、血管の強化、血行促進、消化促進の効果や、細胞の老化を防止するアンチエイジング作用もあります。
8.カレンデュラ
カレンデュラは、別名マリーゴールドとも呼ばれており、皮膚のトラブル全般に効果を発揮します。
このハーブは、「皮膚のガードマン」とも呼ばれ、損傷した皮膚、粘膜、血管を修復および保護する作用があります。
ハーブティーとして内服すれば、粘膜や胃の炎症を抑えますし、軟膏やオイルなどの形で外用すれば、優れた殺菌力と消炎作用で傷や火傷の回復を促したり、日焼けや皮膚の炎症を鎮める効果があります。
また、このハーブは生理痛を和らげ、月経不順や更年期障害の緩和にも効果的とされています。
9.ローズ
ローズといえば、花の女王であり、そのうっとりとするような優雅な芳香は、女性性を刺激し、気分を高揚させ、至福感をもたらします。
女性ホルモンのバランスを整える効果もあり、月経前症候群や更年期障害の症状を軽減し、憂うつな感情を緩和します。
さらに、ビタミンCやポリフェノール成分も高いため、美肌効果やアンチエイジング効果も期待できます。こうした理由から、ローズを使用したフェイシャルトナーが理想的なんですね。
また、腸内環境を整える作用や、殺菌、炎症効果もあります。
10.ローレル
ローレルは、メントールっぽい独特の芳香がしますので、筆者の場合、ハーブティーではなく、スープなどの料理に使用しています。
ローレルには、痛みを鎮め、炎症を緩和する作用があり、リウマチや関節痛、神経痛、生理痛などの軽減に効果があります。
このハーブには、消化促進に効果を発揮し、食欲増進を促すとされています。さらには、肝臓および腎臓の活動を活発化する作用もあるとのこと。
さらに、この葉には防虫効果があるため、米びつに入れておくと虫除けになるそう。石鹸にも使用されていることがありますが、個人的には、殺菌効果を感じます。外用薬にすると、血行促進や新陳代謝の働きをします。
11.ラズベリーリーフ
ラズベリーリーフは子宮を刺激するため、女性のためのハーブとして有名です。
出産前にこのハーブティーを摂ると、子宮をゆるめて分娩を軽くするため、別名「安産のハーブ」と呼ばれています。
産後の母体の回復を促進し、気分を和らげる作用がある他、母乳の分泌を促して、その栄養価を高める効果もあるそうです。
ラズベリーリーフは、生理周期を整え、出血過多を改善し、生理前症候群を緩和し、生理痛を軽減することから、妊婦さんだけでなく、女性全般に恩恵をもたらしてくれます。
12.カモマイル
筆者は、ベッドに入って3秒後には眠る体質なので、必要ありませんが、不眠症の方にお奨めなのは、カモマイルです。これとラベンダーを組合わせたら、最強でしょう。
これは、日中ハーブティーで飲んでも、即効で心身がリラックスし、心地良い眠気に誘われます。
このハーブは、体内の平滑筋という組織を落ち着かせる効果があり、腹痛、胃痙攣、生理痛などを緩和する作用もあります。
さらに、これに含まれるアズレン誘導体が胃の粘膜を修復し、消化機能を正常化します。過敏性腸症候群および胃潰瘍など、ストレス性の症状に効果を発揮します。
皮膚を保護する効果もあり、膀胱の炎症や気管支の炎症などを緩和します。カモマイルティーの蒸気を吸入することで、花粉症など鼻の諸症状が軽減されます。
13.クローブ
クローブは、和名を丁子と呼びます。このハーブは、ズバリ「歯のためのハーブ」です。その強い鎮痛効果と抗菌効果によって、歯痛や歯肉炎を和らげます。
歯科でも歯痛や居所麻酔などに用いられるほどで、「歯医者さんのハーブ」とも呼ばれているそう。
クローブおよびクローブ油は、歯肉の腫れを緩和する強力な抗炎症成分を含んでいます。口内の有害菌を殺菌するだけでなく、歯痛を麻痺させる効果もあります。
歯痛に対しては、クローブ油を塗布するか、クローブを直接噛むのが有効です。
クローブは、これ以外にも、さまざまな効用があります。まずは、抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果が期待できます。さらに、動脈硬化を防ぎ、消化の促進や、整腸作用があり、血糖値を下げる効能があるといわれています。
また、コレステロール値の減少や、去痰、鎮痛効果、抗炎症、抗菌にも効果を発揮します。従って、関節炎やリウマチを緩和したり、咽喉の痛みを和らげる効果が期待できます。
さらに、心身のストレス解消、リラックス効果や美肌効果もあるそう。リラックスのためには、内服だけでなく、オイルをバスタブに入れてもいいですね。
14.エルダーフラワー
エルダーフラワーは、このエキスの入ったコーディアルというシロップが有名で、ソーダで割って飲むと、ほんのりとフルーティーな香りがするドリンクが出来ます。これは、後味もスッキリしていますから、夏場のヘルシーなドリンクとして、お奨めです。
その効能ですが、利尿、鎮痛、去痰、消炎、止血、解熱、発汗作用などがあり、リウマチ、風邪、神経痛、腎臓病、打撲傷、ねんざ、浮腫み、便秘の解消などに効果的とされています。
15.ジンジャー
ジンジャーと言えば、デトックス(解毒)と血行促進の代名詞と言ってもいいくらい、そのパワーは強力です。
このハーブには新陳代謝を良くして発汗を促す作用がありますので、冷え性の人や風邪をひいた時にも最適のハーブです。
また、ジンジャーは胃腸の機能を助けて消化を促進します。
ただ、ハーブティーに入れると、ジンジャーが圧倒してしまって、その他全てのハーブの芳香を消し去ってしまうため、筆者は、ハーブティーとしてではなく、お味噌汁に入れて常時愛飲しています。
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